イラストは描けるけど絵が動くってどんな仕組み?アニメの動く仕組や作る工程をご紹介!初心者でもわかるシンプルな内容でご紹介しています!
- アニメーションの仕組み
- アニメ制作工程1 ベースの絵(原画)を描く
- アニメ制作工程2 動きをつなげる(動画)の絵を描く
- アニメ制作工程3 描いた絵を編集(撮影)する
- アニメ制作工程4 アニメーションを確認する
- まとめ
アニメーションの仕組み
アニメーションの仕組みは静止画を連続的に切り替えることで絵が動いて見えます。
少しずつ絵を変えていってパラパラすると絵が動きますよね?そのパラパラ漫画の原理と同じです。
これは人間の目は残像現象が起こるので目の中に残っている絵と次の絵がつながることで絵が動いているように見えるという仕組みです。
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アニメ制作工程1 ベースの絵(原画)を描く
今回はキャラクターを走らせるアニメーションで解説します。下記に用意したキャラクターの女の子の画像(イラスト)があります。横向きの方が走ってる感じがわかりやすいかなと思います。
まずはこれから動かすキャラクターのポーズや絵のベースを書きます。これを原画といいます。ただキャラクターを描くのではなく、どんな動きをするかを想定し、元絵を描く必要があります。動かす場合は動きのポイントとなるキーポーズを描いていく作業ですね。これをやっている人を原画マンと呼ばれたりします。
さて、上の画像はもちろん画像なので動きません。
先ほど説明したようにアニメは静止画の連続なので走っている工程の絵を増やしていくことが必要です。
アニメ制作工程2 動きをつなげる(動画)の絵を描く
原画ができたら、次は動きの絵を描いていく作業になります。この作業を動画と言います。ただ絵を描けばいいのではなく、どうキャラクターを動かしたいかをイメージして動きをつなげていく作業です。これを行う作業者を動画マンと呼ばれたりします。
下の画像1が原画です。
下記のように右足、左足と歩き1ループになるように絵を用意します。今回は8枚の絵を用意してみました。*場合によっては枚数を増やしても可です。
1~8の絵を順番に切り替えて、8の後は1に戻ることでずっと走り続けるアニメーションが作れます。
あまり枚数が少ないと「絵が飛ぶ」(アニメ用語)という現象が起こってしまうので最低限足の動き(運び)がわかる状態の枚数は必要です。
また、走るや歩くは足が動くというイメージですが体の上下運動があったりするのでしっかりと走っていると見えるように動画を描いていくことも必要です。実際自分が動いたり、走っている人を撮影してみてみるなどするとわかりやすいです。
アニメ制作工程3 描いた絵を編集(撮影)する
絵だけを眺めていても動かないのでこれらの絵を編集する必要があります。この編集や仕上げ作業を撮影といいます。
ソフトがない人は絵をパラパラすればいいのですが最終的にアニメにするにはデジタル処理しないといけないので動画編集ソフトを使う必要があります。
動画編集ソフト(adobe After Effectsなど)を使って絵を切り替えるのが一般的ですがひとまず試してみたい方は無料でGIFアニメに変換してくれるサイトもあるのでそちらで試してみるといいかと思います。
★アニメ制作でのAfter Effectsの使い方を知りたい方はこちらがおススメ!
【追記】無料GIF変換サイトはこちらの記事でご紹介しています!
アニメ制作工程4 アニメーションを確認する
編集ソフト、もしくはGIF変換サイトなどを使ってアニメに変換したら、必ず動きの確認をしましょう。
はじめはうまく絵が動かないかと思いますが何度も動きの確認や書き直し、編集でのタイミングなどを調整していくうちにアニメの動きを理解できるようになってきます。
ちなみに参考の変換してできたアニメーションがこれです!(GIFに変換しています)
どうですか?走ってますか?(動いていなかったらPCやスマホの設定を確認してみてくださいね。)
大切なのはキャラクターが意思をもって走っているという点です。走らさせてるのではなく自ら動いている。
厳密に言うとアニメーションは絵が動くではなく、生命を吹き込むが正解なので。
まとめ
アニメーションを作る工程はとても多く大変な作業ですが自分の描いたキャラクターが動きだすのは感動です!
今回は初心者でもわかるようにシンプルな流れでご紹介しましたが今後もこのブログで制作関連の記事等をご紹介する予定です!
アニメに興味のある方はぜひ試しにつくってみてはいかがでしょう?まずハードル低めのGIFアニメから作ってみるのをおススメします!
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